湯道のはじめ方

はじめに

「湯道は、湯に向かう心の姿勢によって磨かれる」
何も考えずにざぶんと湯に飛び込むも一湯。
頭の片隅に湯道の精神を置きながら静かに湯に浸かるも一湯。
全ては自分の心の持ちよう次第です。
湯道の作法は人それぞれ。
どのような気持ちで湯に向かい、湯に浸かるうちにどんな想いを得たのか?
それを「湯の記」として書き留めることから、湯道の修行は始まります。
それは銭湯でも、温泉でも、もちろん自宅の浴室でも構いません。
様々な湯に浸かり、何を想うのか?
一人ひとりの湯の記が積み重なり、
それを各自が参考にし合うことで、
湯の道は踏み固められてゆくのです。

湯道のはじめ方

其の一

湯選び

温泉、銭湯、家風呂・・・それぞれにそれぞれの良さがあります。そこに上下はありません。
今日、どこで湯に向き合うのか?その気持ちさえあれば、どこでも湯道の稽古場となります。
もし家元と同じ気分で湯に向き合いたいと思う方は、こちらを参考にしてください。

其の二

湯道具へのこだわり

湯道具にこだわることで、湯に向かう姿勢が整うこともあります。
その最初の一歩とも言えるのが「湯道タオル」です。
それは湯道仲間の絆を深めると同時に、湯屋の主人に対するアピールにつながるかもしれません。
湯道タオルはこちらで購入することができます。

其の三

湯に浸かる際の心得

湯道にとって重要な三つの理念を心の中で反芻しながら、湯に浸かりましょう。

其の四

湯屋への感謝

湯をつくる人のおかげで、私たちは湯に浸かる幸せを
得ることができるのです。
湯屋を後にする際、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
「いいお湯でした。ありがとうございました」といった感謝の一言が、湯屋の明日への活力となり、延いてはそれが入浴文化の継承につながります。

其の五

湯の記

湯に浸かったことで、心の中に何らかの想いが芽生えたなら、それを湯の記に記録してください。
その想いを共有し合うことで、湯道の輪郭がかためられていきます。
湯の記掲示板」を設けましたので、あなたが湯から得た気付きや想いを投稿してください。
家元が感銘を受けた方には、湯道温心タオルを差し上げます。

イラスト 小池アミイゴ