日常と非日常

滝桜の里 三春 ぬる湯旅館

温泉旅館とは、
頑張った自分へのご褒美だったり恋人や夫婦のちょっとした贅沢だったり…
これはやっぱり非日常だ。
天然温泉であっても共同浴場であれば地元の方々にとっては日常だろう。
銭湯もしかり。
でも泊まれる銭湯は??

この日常と非日常が交差する宿が福島県の三春町にある「ぬる湯旅館」。
れっきとした銭湯である。
源泉かけ流しとか乳白色のトロトロなどの特徴はないが、
湯は薪で沸かされ名前に反してピリピリと、いやヒリヒリと熱い。

宿の前を通る車の音を聞きながら、
山深い秘湯の宿でも駅前のスーパー銭湯でもない
不思議な距離感を堪能できる。
しかしここは銭湯。朝風呂がないのが残念。

昭和2年築というレンガ造りの建物は、
小さな城下町の日常に今日も溶け込んでいるのです。

<湯屋情報>
湯名:滝桜の里 三春 ぬる湯旅館
住所:福島県田村郡三春町字八幡町55
WEB:https://nuruyu.jp/

大吟醸